7年ほど前にNet Audio という雑誌で「Roon」の記事を読んで興味を持ちました。料金は Lifetime billingで500ドル程でした。Roonという会社自体が永続的に経営していけるんだろうか、などと考えているうちに興味が薄れて完全に忘れていました。
昨年秋にオーディオ仲間の一人が久しぶりに遊びに来てくれて、その時に「Roonは導入してないんですか」という話題になり、「ウチは一年以上前から使っていますから、一度聴きに来ませんか」と誘ってもらったので、コロナ禍で2年程ご無沙汰だったお宅を訪問しました。
彼のオーディオルームはいつも端正な雰囲気、空冷ファンレスのRoon Core 、30インチ以上もある大型のディスプレイに表示されたRoonアプリの洗練されたデザインの画面を見せてもらって、徐々にやる気が出て来ました。
さて、何から始めようか、、、Roon Core の正規品は、Roon Lab. から販売されている「Roon Nucleus」が2機種あって、標準機 Nucleus と 上級機 Nucleus plus。
(https://www.oliospec.com/shopdetail/000000008581/)
上級機種の方はCore i7が搭載されて、Up-sampling や Multi Process、1万枚以上のアルバムの検索など高負荷の作業向けに推奨されているとのこと、定価は49万円ほどです。
いろいろ調べてみると、Roon Nucleusの中身は基本的にIntel NUCベアボーンと64GBの内蔵SSDにLinuxベースのRoon OSが入っているだけのシンプルなもの、オーディオ・ルーム用だから空冷ファンレスの方が望ましいだろうと思います。
すぐにはストリーミングはやらないだろうけど、我家ではハイレゾだけならアルバム数は1000枚そこそこ、もし将来1万枚以上のアルバムを検索させる場合やDSD、MQAの音楽データをコンバートさせる様な段階になったら、自作PCならCore i7への交換は簡単だから、と気楽に考えてファンレス用のシャーシで「自作Roon Core」をスタートすることにしました。