MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

2011-01-01から1年間の記事一覧

Stay hungry, stay foolish.

常に前を見続け、絶えずイノベーションを進めてきた偉大なCEOが、ついにこの世を去りました。 今年8月に「ついにその日が来た」と言ってアップルのCEOを退いてから2ヶ月余りのことです。 「Apple IIe」から使い始めて、秀逸な工業デザインとシンプルで使い易…

Live at Village Vanguard

ハード・バップからモードへ転換するトリガーとなり、ジャズの歴史に大きな影響を与えた Miles Davis による1959年の「Kind of Blue」。その中で重要な役割を担ったビル・エバンス、その彼の独立後の代表的アルバム、いわゆる「リバーサイド4部作」と呼ばれ…

Jonathan Paul Ive

アップルのほとんどの製品のデザインを手掛ける「Jonathan Paul Ive」。彼は、Macintosh のシンプルなコンセプトに共感してアップルに入社、しばらくの間PowerMacなど中庸なデザインをしていた頃、あのCEOスティーブ・ジョブズがアップルに戻って来たのです…

SACDからデジタル音声信号を取り出す(5)

今年の初め、SACDからダイレクトにデジタル信号を取り出し、それをDEQXに接続することによって、デジタル信号のままDEQXのグライコで処理し、デジタル・チャンデバで周波数帯域を分割した後、ここで初めてD/A変換してパワー・アンプに信号を送り込む、この手…

Jeff Rowland のシャーシ

この様なめずらしい製品が入手できるとは思ってもみませんでした。前オーナーのご好意で、「Jeff Rowland Model 6」パワーアンプ専用のバッテリー・ケースを譲り受けました。 Jeff Rowland 製シャーシ バッテリー・ケースといっても、さすがに Jeff Rowland…

オーディオ彷徨(岩崎千明氏の遺稿集)

今までYahooオークションでは、CDやオーディオ機器の取引きをして来たのですが、その多くが音楽ファン、あるいはオーディオ・マニアの方々との、気持ちの良い取引きでした。 その中で、一冊の「書籍」に関して、とても感慨深いオークション取引きがありまし…

Think, different,

「クレイジーな人達がいる。反逆者、厄介者と呼ばれる人達、四角い孔に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人達。彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。彼らの言葉に心を打たれる人がいる。反対する人も、賞賛する人もけなす人もいる。…

本当のマスター・テープの音を聴きたい!(2)

「マスターテープに入っている音を、そのまま全部聴きたい」という自分の願望は、メディア(ディスク)に起因する「制約」がある限り、それを満たすのは難しいと思っています。 「30cmLP」の時代には、レコード盤の「音溝の制約」がありました。 「RIAA カー…

本当のマスター・テープの音を聴きたい!(1)

まだ「30cmLP」が自分の再生音源だった頃は、Swing Journal 誌の推薦盤や優秀録音盤を毎月少しずつ購入し、レコード・プレーヤーも SME-3009トーンアームとShure V-15、ターンテーブルはSP-10 MK2を「アルミ+鉛+合板」のプレートに取り付けた、自分として…

リッピング用ドライブの強化

PCオーディオを始めた時から、CDのリッピングについてはPLEXTOR社のPremium2を使用して来ました。このドライブは、市販のCDドライブの中では一番音質が良いということで購入したのですが、鉛のインゴットや厚いステンレス板などを上に乗せてみると、確実に音…

Fire Wire (800 - 400) とUSB ケーブルの特注品(2)

いつも比較試聴に使っているThe Eaglesの再結成コンサート・ライブ「Hell Freezes Over」、かのEaglesが14年ぶりにカムバックした記念すべきコンサートのライブ盤、その6曲目の「Hotel California」。 この曲は、オーディオ試聴にはイントロのギターが聴…

Fire Wire (800 - 400) とUSB ケーブルの特注品(1)

私は、PCオーディオが好きでやっている割には「これは所詮、デジタルでしょ」という半分シラケたところがあって、今までデジタル・ケーブルには全く無頓着でした、「Fire Wire で音が変わる訳がないだろう」という認識で、 Mac に付属して来るApple の純正品…

PCオーディオ用プレーヤー(4)

Pure Music を購入する前にもサンプル版で確認したのですが、正式購入して再確認したのは「周波数切換時にノイズが出ない事」と「周波数によって再生速度が変調を受けない事」の2点です。これはAmarraやpfplayの時に少々苦労したからです。 他の設定は、特…

PCオーディオ用プレーヤー(3)

先月、我家の「MacBook Pro -- iTunes -- Amarra -- Apogee-Ensemble」のラインナップは、AmarraとApogee-Ensemble(D/Dコンバーター)の相性が全く悪く、現在のところ「ApogeeがEnsembleのハードに関する情報を公開しない限り、他のソフトとの動作不具合は…

SACDからデジタル音声信号を取り出す(4)

SACDの音をPS3の内蔵ドライブで再生してそのままレイオーディオから出す訳ではないので、SACDからデジタル信号を取り出してリッピングする際には、時間がかかっても「可能な限り良い条件」でリッピングしておきたいと考えています。 PS3はどこから見てもゲ…

PCオーディオ用プレーヤー(2)

先週のテストで、「Amarra Mini」を使うとサンプリング周波数の自動切換えがうまく作動せず、無理に「Audio MIDI設定」で切り替えると、再生速度が変わってしまうという問題があるのが分かりました。 何回トライしても同じ結果なので、最近販売元が代わった…

PCオーディオ用プレーヤー(1)

PCオーディオ用プレーヤーには各種ありますが、Mac OSX用となると無料のものが2つか3つ、有料のものでは「Pure Music」、そして「Amarra」はその音質の良さと高価格(?)で有名です。 音質を比較試聴するために、購入する前に「デモ版」をダウンロードし…

金田式DCアンプとハイエンド・オーディオ(2)

西新宿にサンスイのショールームがあった頃、毎月の試聴会の後で話をすることができた故岩崎千秋氏から、Jazzサウンドの再生に大切なのは「点音源と低域の立ち上り」だと聞かされ、トゥイーター無しの「JBL D130」フル・レンジ1本で構成していた私のシンプ…

金田式DCアンプとハイエンド・オーディオ(1)

日本のオーディオ産業がまさに最盛期に入ろうとしていた1970年代前半、真空管アンプからトランジスタ・アンプへの移行期でしたが、依然としてその音質は芳しくなく、一般普及クラスはトランジスタ、ハイエンドは真空管アンプ(Marantz #7、Macintosh MC-275…

金田式 UHC MosFET DCパワーアンプ(2)

やっとのことで組み上がりました。(数年ぶりに製作するDCアンプ、こんなにハンダ付けが下手になったか、と自分で不満を持つ位、特に1台目はハンダ仕上がりがイマイチです。3月初旬で室温が低い? 言い訳にもなりません、数年のブランクで指先がサビついた…

金田式 UHC MosFET DCパワーアンプ(1)

30年以上前から、金田式DCアンプシリーズを好んで製作して来ました。 DCパワーアンプは今回の「UHC MosFET パワーアンプ」で5台目の製作、特にこのパワーアンプは、電源部に巨大なRコアトランスを搭載した「低インピーダンス大出力用」とのこと、これなら…

次期パワーアンプ(2)

今回のAccuphase M-6000とMark Levinson No. 23の試聴は、下記のシステムで行ないました。 (1)MacBook からApogee Ensemble D/Dを通した96kHz/24bitの音楽ソース (2)コントロールアンプはDEQX (3)スピーカーはRM-6V (Rey Audioの純正ネットワーク使…

次期パワーアンプ

我家のSPシステムはダブル・ウーファーなので、現在の低域用パワーアンプは「Mark Levinson No.23」が2台、これでRM-6Vの4本の1601bウーファーをドライブしています。(ウッドホーンの奥にあるTD4001Rドライバー用はマランツMA-7A/A級30Wを使用していま…

SACDからデジタル音声信号を取り出す(3)

SACDからデジタル音声信号を取り出せた! と喜んで、しばらく聴き入っていましたが、新たな問題が見つかりました。 SACDを再生しながら、DEQX (DAC/デジタル・チャンデバ)を確認したら「44.1kHzの信号しか出ていない」ということが分かりました。 「SACDから…