MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

My new SP system after Rey Audio

ハンガリーのウッドホーン工房(2)

Rey Audio マニアのフランス人から紹介されたハンガリーのウッドホーン工房では、過去にどの様なウッドホーンを製作して来たのか、興味本位で聞いてみました。 パイオニア/ Exclusive は「TH-4001」「TH-4003」、Rey Audio「RH-3」、新井悠一氏がMJ誌上で発…

ハンガリーのウッドホーン工房

3年前に、Rey Audio RM-6Vを聴いてみたい、とブログに書き込んで来たフランス人のオーディオ・マニアとの交流がまだ続いています。 「我が家で10年間、毎日いろいろやったけど、デジタルEQを使っても結構大変だった。オリジナルのLCネットワークでの音作りは…

エンクロージャーの調整(2)TRINNOVの調整

リヤ・バッフルを取り付け、フロント・バッフルもウーファー・ユニットのターミナルの極性を確認して取り付け、最後にスクリューを全部締め終わりました。 ここからTRINNOVの設定を始めます。 このままの設定でも音は出せるのですが、吸音材が大量に充填され…

エンクロージャーの調整(1)吸音材の取り出し

2018年の冬に完成した現在のSPシステムは、それまで10年間愛用して来たRey Audio RM-6Vが、40cmのダブル・ウーファーで4本の大径ダクトを配した縦型のバスレフ・エンクロージャーだったのに対し、シングル・ウーファー+密閉箱という形状変更をして、TADの同…

新しいSPシステム(総括)

今回の「新SPシステム」の製作プロジェクトは、長年続けて来た自分のオーディオの「終活」として始めました。 10年間愛用してきたレイオーディオRM-6Vを売却し、「終活」と呼ぶに相応しい小規模なSPシステムを目指したのですが、結果的にこれで「小規模なSP…

新しいSPシステム(2)

昨年10月にレイオーディオRM-6Vを売却し、音楽がない状態がほぼ1年間続いて、やっと音が出る環境になりました。 先日までDEQXのグラフィック・イコライザー調整に時間をかけ、昨年までのRM-6VのF特とほぼ同等の特性まで完成しました。 今回のエンクロージャ…

新しいSPシステム(1)

エンクロージャー内部の配線も完成し、サランネット枠も取り付けて、これで完成。 頭の中に思い描いていた「JBL C38Baron」の面構え、、、多少なりとも実現できたな、と自分なりに満足しています。 当時のJBL純正のサランネットさえ入手できれば、すぐ交換…

ウーファー用エンクロージャー(10)

ウーファーユニットTL-1601bを搭載して、やっとそれらしい形になりました。 ここまで来ると、俄然モチベーションが上がります。 前バッフルだけは色の調合が悪くて綺麗なウォルナット色にならず、結局その上から黒のツヤ消しとしましたが、それを言わなけれ…

ウーファー用エンクロージャー(9)

オイルステインの匂い充満して一週間も部屋が使えないのは困る、などと言っていたら何も進まないので、涼しい時間帯を狙って朝5時に起き、オーディオルームの窓を全開にし、一気にオイルステインを塗り始めました。 オイルステイン塗布、真鍮ロッドの取付け…

ウーファー用エンクロージャー(8)

座間市から2tトラックに積まれて、新しいエンクロージャーが運ばれてきました。 余ったロシアンバーチの端材も廃棄せずに全部持ってきて欲しいと頼んだので、それも結構な量が積まれていました。 8月1日の当日、午後1時過ぎはおそらく気温35度は超えていた…

ウーファー用エンクロージャー(7)

8月1日の午後1時、暑い中を座間市からFW社の2tトラックが到着し、いよいよ新しいエンクロージャーが届きました。 以前使っていたTADのシステムは真冬に製作したし、レイオーディオが届いたのは4月の中旬でした。 夏は一番好きな季節で、毎年この季節は他の…

ウーファー用エンクロージャー(6)

発注直前に「塗装はやめにして、ウォールナット+オイル仕上げに」と仕様を変更したので、私の次に待ってたお客さんを先に回して、つまり顧客番号が一つ繰り下がって、納品日がまた遅くなってしまいました。 どうせ遅れついで、ここで一、二週間急ぐより自己…

ウーファー用エンクロージャー(5)

分厚く重いバーチ材(40ミリ厚)を全面に使い、強固な補強材も入れたので強度的には十二分、それにこのエンクロージャーが「終活」の集大成、だから外観はウレタン塗装などでなく、やはり1950~60年代のJBL製品の様に高級感のある「ウォルナット+オイル仕上…

ウーファー用エンクロージャー(4)

最初のデザイン(外観)プランでは「バーチ(白樺)材の木目」をそのまま使い、表面の色は「山本音響のウッドホーンの色」に合わせて、最後に「5分ツヤの透明ウレタン塗装」という仕上げを考えていました。 そして、前面バッフルから見て一番目につく「木口…

ウーファー用エンクロージャー(3)

座間市の木工会社から「輸入元からバーチ材が届きました」と連絡が入りました。4x8(2400x1200ミリ)サイズの合板が5枚なので、届いた荷物の合計重量は280kgとのこと。最初は自宅に送ってもらって、実物を確認してから木工会社に発送、などと考えていたの…

ウーファー用エンクロージャー(2)

昨年12月末に発注した「TAD TL-1601b」ウーファーは、当初から「納期6ヶ月」とのことだったので、おそらく手元に届くのは6月の末、早まることはないだろうと考えていたのですが突然、販売店(コイズミ無線/秋葉原)からメール連絡があり「本日発送致しまし…

ウーファー用エンクロージャー(1)

5月初旬に完成するはずだった「TAD TL-1601b 用エンクロージャー」はスケジュールが大幅に遅れています。 最終的に届いた「見積書」が自分の見積もりを遥かに超える程の高額だったこと、そして納期まであと10日という日になった時点で、さらに二週間も遅延す…

次期SPシステム(10)ホーン・ドライバー決定

ウーファーをTAD製のTL-1601「b」に決めたので、ホーン・ドライバーは同じくTAD製にします。 TAD製のドライバーということになれば選択肢は 1990年代初頭に発表されて以来レイオーディオ製ラージモニターやパイオニアExclusive SPシステムに使用されて来た「…

次期SPシステム(9)ウーファー決定

ウーファーに関しては、TADなら「TL-1601a」あるいは「TL-1601b」になります。 20年前に初めて購入したTAD製ウーファーはTL-1601「a」でした。 そして最近まで10年間使って来たレイオーディオRM-6Vにはペアマッチされた「TL-1601b」が組み込まれていたので、…

次期SPシステム(8)Wood horn 決定

幾つかの中古オーディオ販売店にも予約を入れているのですが、どこからも連絡がなく、これでは当分の間は肝心要のウッドホーンは入手できないか、と考えていたところ、「山本音響 SS-300」の出物があるとのことで、すぐに見せてもらいました。 中古なので多…

次期SPシステム(7)ウーファー用エンクロージャー決定

これまで10年間使って来た「レイオーディオRM-6V」は、500リッターの大きなエンクロージャーにφ125の太いダクトが4本ついたバスレフでした。 オーディオの自作を始めて45年間、いろいろなエンクロージャーを製作しました。覚えているだけでも、フロント・ホ…

次期SPシステム(6)Wood Horn 試聴の旅

11月27日の月曜日、茨城県にお住いの「ハリさん」と埼玉県にお住いの「JIMさん」のお宅で三等製ウッドホーンを聴かせて頂くことになりました。 秋葉原からつくばエキスプレスに乗って終点のつくば駅に到着、出迎えて下さった「ハリさん」の白い大型ワゴン車…

次期SPシステム(5)Wood horn

次期SPシステムを自作で行くとしたら、ホーンは何にするか。 レイオーディオを導入する以前は、5、6年ほどの間「山本音響工芸 F350 MK II」を自作の2WayシステムでTD-4001に取り付けて使っていました(下記写真)。 他の2インチウッドホーンと比べて一回…

次期SPシステム(4)Driver/woofer

次期SPシステムを「自作の2Way」で組むとした場合、ホーン・ドライバーとウーファーには何を使うのか、というとTADとJBLくらいしか選択肢はありません。 レイオーディオRM-6Vを購入する前も「TD-4001」は山本音響工芸のウッドホーンとの組合せで5、6年使っ…

次期SPシステム(3)JBL S9500

1980年代後半、レイオーディオから「バーチカル・ツイン」のラージ・モニターRMシリーズ3機種が発表され、私はその中の「RM-6V」に注目していました。 分厚いアピトンの積層合板を削り出した大型のウッドホーンを中心に、上下にTADのTL-1601aウーファーを配…

次期SPシステム(2)

「ハードバップを聴くんだったら、TADなんかよりJBL 130系だよ」と仲間によく言われたことがあります。 大学生の時に愛用していたJBLのフルレンジ「D130」が第一候補ですが、D130のエンクロージャーならやはりバックロードホーン、、、ビンテッジの「JBL D40…

次期SPシステム(1)

さて、次期SPシステムをどうしようか、、、やはり中高音にホーンを使った2 wayのシステムにしたいところです。「中高音ホーンの2 wayシステム」といっても選択肢は無数にあります。 昔、欲しくても買えなかった60年代以前のJBL「ヴィンテッジ製品」を状態…

レイオーディオの売却と次期SPシステム

今年で64歳、「オーディオもそろそろ終活を、、、」と考える様になって、まず一番大きなアイテム、この「レイオーディオ RM-6V」をどうするか、これが問題でした。 ちょうど10年前、幸運にも友人の紹介で入手した「レイオーディオ RM-6V」は、その特徴ある外…