MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

LAN用「Xターミネーター」の試作(3)

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 いくつか図面を描いて考えた中で、一番シンプルな設計で試作品を製作してみました。 これが最も小型、これ以上小さいと、LANポートに差し込んだあと、そのまま抜けなくなる心配がありますので、これがほぼ限界の短さ、と思います。

一個の「Xターミネーター」を製作するのに必要な部品は下記の2点のみ。

(1)「51 ohm 1/8W 抵抗」----- 4個
  どのメーカーでも良い。スケルトン抵抗などの高級品は不要なはず

(2) LANケーブル用「RJ45プラグ」---- 1個
  組立容易性からSanwa Supplyの「ADT-6ERJ-10」がお勧め


「RJ45プラグ」は各社各様で販売されていますが、今回の「Xターミネーター」には、組立容易性から考えて Sanwa Supplyの「ADT-6ERJ-10」という製品がお勧めです。 Amazonでは10個入りで700円程度で買えます。これより価格が高く、金色のシールドカバーが付いている製品がありますが、中のハンダ付けやカシメの状態が確認できないので、避けた方が無難と判断しました。
 
LANケーブルの製作に関しては、Sanwa SupplyのHome pageを参考にしました。
http://www.sanwa.co.jp/lan/cate5e.html
 
(1) 抵抗の足をRJ-45プラグに差し込む際、ワイヤーの皮膜を被せないと右端の2本が接触する可能性があります。
 
(2) 皮膜だけを使うので、ラジペンでワイヤーを抜いて皮膜だけにし、これを12ミリ程度の長さに切って4本の抵抗の足に被せる

(3) RJ-45プラグの孔に4本の抵抗を奥まで差し込む
 
(4) 4本の抵抗のリード線をまとめてハンダ付けし、さらに奥まで押し込む
 
(5) RJ-45専用カシメペンチにくわえ込んで、一気にカシメる。
 
(6) 反対側にから出っ張った4本のリードをニッパーで1本ずつ切断する。Sanwa Supplyの「ADT-6ERJ-10」だけは、この作業が可能という優位性がある。他の製品は、ここが既にモールドされて孔がないので、リード線が顔を出さない。
 
(7) 小さなプラグ(フタ)を取り付けて、完成!!

(8) 最後に、4本の抵抗の足が短絡していないか、テスターで確認します。(かないまる氏の記事によると、DCが流れるわけではないので短絡しても問題はない、とのことですが、抵抗で接続されているのがベスト、とのことです)


合計コストは、一個あたり「100円少々」、あとは自分の時間と手間だけ、、、。 自分の時間を惜しまずに製作するか、、、それとも18,000円を出してアコースティックリバイブを買うか、、、。 今回の製作に関しては、アコースティックリバイブの様な振動吸収は、まだ考慮していません。次回へのテーマです。