一年近く前に、エンクロージャーの吸音材を取り出して、3Dマイクを立てて周波数特性を測定したのを最後に、我が家のTRINNOV ST-2は、音楽を聴くだけの機器になっていました。
2月に入って、再びエンクロージャーの吸音材の量を調整してみたので、いつもの様にTRINNOVで測定を始めようとVNCビューアーアプリ「Chicken of the VNC」をクリックしたところ、正常に立ち上がらず「なぜ?」の状態が数日続いていました。
何が原因なのか、思い当たるフシがありません、昨年2020年のイベントを思い返して考えてみましたが、、、
(1) Audio用のスイッチング・ハブ HFS1100 UG を導入した
(2) 年末に、Softbank --> Au に替えたので、ルーターが新機種に変更になった
(3) 最新のMacOSが、それまでの32/64bit 兼用から、64bit 専用になった
これによって「Chicken of the VNC」が適合しなくなったのか?
しかし、iPad、iPhone 用の「Chicken of the VNC」も同様
だから64bit OS の問題ではなさそう、、、。
試しにAudio用と称するスイッチング・ハブを取り外して、以前のBaffalo製の汎用機に戻してたり、DST-01の外部接続の10MHzクロックを内部クロックに戻したり、ケーブル類も全部接続し直したりしましたが、何も解決しませんでした。
もしAu の新ルーターが不調だとすれば、PCやiPadのインターネット関係にも不具合が出るはずですが何も問題はないので、Au の新ルーターが原因ではなさそうです。
そうすると原因は、64bit 専用のOS となった「MacOS Big sur」かも知れません。
他ユーザーの方々はどうなんだろう、と考えましたが、まずはメーカーのサポートに相談することにしました。
今は午後10時だから、フランスとは時差が7時間、彼らはまだ勤務時間だろうと考え、パリのTRINNOV社にメールを出しました。案の定、15分も経たないうちに回答が来ました。「Chicken of the VNCはもう動かない。その代わり、MacOS Big surの中にある純正アプリScreen Sharingを立ち上げれば、問題なく動く」とのことでした。
MacOS>System>Libraly>CoreServices>Applications の中にありました。
さて、設定してみると、今までのパスワードもそのまま使えて、「TRINNOV ST-2 Home画面」が表示されました。
やれやれ、やっと解決したよ、、、と思ったのも束の間、今度は、iPadでKinskyを立ち上げても、音楽ファイルのリストが表示されません。 KAZOOも同様で、NASに入っている音楽ファイルを読みに行っていない様子です。
この症状は、我が家でネットワーク・オーディオを始めて10年以上、初めての経験です。