MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

フランスのオーディオ

 

 

 オーディオ仲間達とは「しばらくの間、お互いに訪問するのは避けましょう」と申し合わせたので、年初からオフ会はなし、もっぱらメールで情報のやりとりをしています。 日本では「外出自粛」の要請が出されていますが、ヨーロッパでは「外出禁止令」が出されていて、フランスでは全土に及ぶ「ロック・ダウン」が5月11日まで延長されるそうです。

 昨年、Rey Audio RM-6Vの件で知り合いになった友人で、シャンベリーという街に住んでいるフランス人がいるのですが、日本の様な外出自粛要請でなく「外出禁止令」が出されている彼の心境を考えると、メールがよく来るのも理解出来ます。

 フランスではレイオーディオに関しての情報が少ないとのことで、頼まれるたびに手持ちの写真や記事などいろいろ送ったりしています。(これで彼が不安やストレスを少しでも紛らわせてくれれば、と思います。)

 彼の方からはフランスのレコーディング・スタジオの話や、JDF、JMFアンプの情報、DAVISユニットの話、そしてレイオーディオRH-3ホーンの寸法そのままに、分厚いフィンランド・バーチ合板から3Dルーターで切削したウッドホーンの事など、なかなか日本では聞けない様な話をもらっています。

 このフィンランド・バーチから削り出した「RH-3の強化版(?)」は、我家でRM-6Vを使っていた時にいつも気になっていた「薄いサイドパネルの鳴き」が、このフランス製RH-3では分厚い無垢のバーチ材に強化されている点、私にとって非常に魅力的です。 価格や納期その他、確認中ですが、前述フランスの友人に案内を頼んで工場を見て来ようかと考えています。

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3Dルータ切削工程

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アッセンブリー工程

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スタジオモニターでの使用例

 

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エンクロージャ

 

 彼の話では、フランスにも「金田式DCアンプ」の同好会(ファンクラブ)の様な集いがあるとのことで、日本では30年以上前に主流だった「超高速安定化電源」を今でも苦労して製作しているとか、すでに製造中止になって入手が困難なFETやTRを探しているなど、我々日本のDCアンプファンがすでに忘れている状況がまだ続いている様子、とても興味深い話です。 

 フランスはロックダウンで外出禁止、、、東京は大丈夫なのか、とメールや電話で聞いて来ますが、こちらは東京都でも郊外の八王子市、彼はフレンチ・アルプスの山中にある街(アルベール・ビルの近く)なので、お互いに大都会よりは深刻な状況ではないはずです。

 しかしパリは依然として深刻な状況が続いている、、ロックダウンの状況がTVニュースで流れて来ますが、「TRINNOV NEWS」というニュースレターが送られて来ました。 TRINNOV社は、パリ12区のすぐ近くにあるとのこと、TVニュースで見るパリ市街の状況から考えて「大丈夫なのかな」と心配していました。

決して大企業ではないので、重要なメンバーが深刻な事態になったらどうするのか、と心配はしていましたが、どうやら大丈夫な様子です。

 

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TRINNOV NEWS から抜粋