大阪城の石垣を一つ一つ積み重ねるように、檜材を貼付け始めて１ヶ月が経過しました。
本来なら、床の上で全部の檜材を貼付けてパネルを完成させて、それを天井に取り付けるのが一番効率が良いのですが、２０kg程の重量がある大きなパネルを一人で取り付けるチカラもワザもないので、こういった効率の悪い作業を延々と続けています。
１台のパネルに檜材が１６枚、４枚のパネルでは合計６４枚の檜材を貼ることになります。 木目のパターンがあまり不揃いにならない様に、と事前に全部横に並べて順番を整えて貼付けています。 しかし以前、大工さんに「そんなに不揃いがイヤなら、いっそのこと全部プリント合板にしたらどうだ、プリント合板なら完璧、１００％不揃いナシだぞ、、、」と皮肉を言われたことがあります。 そうです！、私は好き好んで天然木の檜を貼付けているんです、だから年数が経てば色も変わり縮みや割れも出てくる、そういった不揃いも天然木の味わいのうち、という事をいつの間にか忘れていました。
単調な作業の繰り返しですが、檜材特有の良い香りを楽しみながら、もう少し、、あともう少しで完成です。
