MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

オーディオルーム大改造 (床の仕上-その1)

 

 2年ほど前、DIYで完成させた「檜ムク材の天井と壁」は、時間の経過とともに程良い色合いになって来ました。 今後、さらに色合いが濃くなって良い味が出て来ると思います。(我家の2階にあるリビング・ルームの天井は桜材を施して、10年間でとても良い色合いになりました。) ペイントや壁紙仕上げとは異なり、これが天然木仕上げの、何ものにも代え難い魅力です。

 

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 このプロジェクトの最後の仕上げは「床材」です。 デザインのコンセプトが決まらないうちに多忙となり、床材の仕上げが残ったまま2年が経過してしまいました。 コンクリート打ち放しの床の上に直接、構造用コンパネを貼り付けた状態のままなので、コンパネの表面に少々ササクレが出て来てしまいました。

 さて床材は何を選ぼうか、自分の一番好きな木材は木目の美しい「ウォールナット」、これを選びたいところですが、聞くところによると少々施行が難しいらしい、、、。

 次に上げられる候補としては「チーク」。 高級家具の材料としてだけでなく、潮風にさらされるクルーザーなど船舶の室内や床材にも使われる「硬く、寸法が狂わない、安定した木材」として知られています。 近隣の街に建てた以前の自宅のオーディオ・ルームは、天井をすべてチーク材で仕上げて、とても良い雰囲気で気に入っていました。 チーク材でもっとも美しいのは「ミャンマー・チーク」とのこと。(これは知りませんでした、チーク材といえばインドネシア産だと思っていました。)

 壁に檜材を貼り付けるときには、工務店にノウハウを伝授してもらい、まったく接着剤は使わずにスクリュー釘で貼り付ける手法を施しました。

 今回は床の施工なので、これまた違ったノウハウがあるのでは?、といろいろ調べてみたら、やはり檜の壁とは施工方法が異なることが分かりました。今回は工務店ではなく、チーク材の輸入業者です。

 

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チーク材輸入元のHPから抜粋


 チーク無垢の床材にも、表面の仕上げによって何種類かの材料があるので、まずこれを決めなければなりません。 DIYでやる場合は、どんな種類の材料が入手できるのか、単位面積当たりの価格はいくらなのかを調べ、どれが自分のプロジェクトにマッチするか、判断して行きます。 誰かが決めてくれる訳ではなく自分で研究して決めなければなりません、、、当たり前ですが、、、。

 まずは;
(1)柾目(まさめ)と板目(いため)、どちらが自分のデザインにマッチするか。
   曲線の木目が美しいのは板目、しかし数年後の変形が多いので、シンプルなパターンの柾目(まさめ)の方を選ぶ人が多いとのこと。ど~しよう、変形も困るけれど、せっかくのチーク、美しい木目が欲しいです。

次に;
(2)表面の仕上げと塗装は何が良いか。
   無塗装、UV塗装、ウレタン塗装、オイル仕上、のいずれかを選ぶ。UV塗装、ウレタン塗装が一番フラットでピカッとしている、しかしプリント合板やツキ板仕上げとあまり大きな差異がなくなってくるのでは、、、。

そして;
(3)90ミリ幅のチーク材の両端面には面取りが必要かどうか。
   面取りナシにすると、つなぎ目が分からないほどきれいな面に(エアロビクス・スタジオの床の様に)仕上がりますが、湿度の多い日本では、年数が経つとつなぎ目が目立って来るので、最初から面取りを施しておくらしい。大抵の場合は、面取りタイプを選んだ方が間違いが少ない、とのこと。