MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

金田式DCアンプのマランツへの移植


 
「まだ試作だから」とアルミ製の弁当箱シャーシ製作したものの、そのままの状態で使い続けて1年以上が経過してしまった「金田式DCアンプ UHC-MosFET」のモノラル・アンプ。 これをマランツMA-7Aのシャーシにゴッソリ移し換えるプロジェクトがスタートしました。

 マランツMA-7Aは、A級30Wのモノラル・パワーアンプ。10年ほど前に販売されていた頃の定価は「一台18万円(左右で36万円)」、幅が通常の半分のサイズになっていて、両側にあるアルミ引抜材のヒートシンクが全体のシャーシを構成し、他の部分の板金製部品やスクリュー類はすべて「銅メッキ」が施してある、とてもコンパクトなモノラル・パワーアンプ、自分で製作したらとても18万円ではできない優れもので、その柔らかな音質とともに気に入っていました。

 

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マランツMA-7A 金田式DCアンプ


 
 しかし友人のMyu氏の金田式DCアンプを借用して来て、レイオーディオの中高域に使ってみたら、とても柔らかで透明度の高い中高域を聴くことができ、改めて「金田式DCアンプ」の良さを再認識しました。 そういえばMyu氏も、それまで中高域に使っていたAccuphase A-30 をこの金田式UHC-MosFETアンプに交換したら、さらに良くなったというコメントでした。
 
 このMarantzのコンパクトなシャーシに、金田式UHC-MosFETアンプが入らないだろうか。仮組みしたプロトタイプを横に並べてみると、いとも簡単に、楽勝で移植ができそうに見えました。(後で考えれば、これが困難なプロジェクトへの始まりでした。)

 プロジェクトのプランとしては;

(1)マランツMA-7Aのオリジナル電源部をそのまま利用し、「金田式DCの基板」だけを組込む
(2)中身を全部取り出し、「金田式DCアンプ(電源含)」全体をMarantzのシャーシに組込む

という二つのプランを計画しました。