MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

金田式DCアンプのマランツへの移植4

 

 
 
  
 重量のあるRコア・トランスをしっかり固定するには、板金加工のプレートでも良いのですが、「どうせ作るなら、コストもほとんど差はないから」と10ミリ厚のアルミ材でトランス固定用のプレートを特注しました。
同様に、金田式DCアンプの基板を水平に固定するプレートも、「どうせ作るなら、、、」と同じくこれも10ミリ厚のアルミ材にしました。

 

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 これを横からスクリューで固定、という設計にしたのですが、このマランツ製のシャーシはかなり寸法がラフで、デジタイザーで確認しながら孔あけした部分と位置を合わすのが難しく、微妙な調整に難儀しました。

 ついに完成!! すべての部品を取り付けた状態が完成しました。 
総重量は小型モノラルアンプなのに「17kg」、結構な重量となってしまいました。 
 
 1時間ほどアイドリングさせてDCオフセットの調整とDCドリフトの確認、そしてコールドスタート時の熱暴走の再確認、、、これで万全、完璧(、、、だと思う)。
はたしてMy氏のお宅で聴かせてもらった様な、柔らかく透明感のある中高音が出るだろうか、、、電源を入れた瞬間にレイオーディオのホーンドライバーが吹飛ぶのではないか、、、一抹の不安を残しながら、Power ON! 
 
 ウッドホーンからはサーという小さな高域ノイズが聴こえるので、まずは安心、良かったぁ~、最悪の事態にはならずに済んだ様です。 さて、音は出るか、、、。
 
 今回は中高域用アンプのテストなので、珍しくヴァイオリンを選びました。Midori Gotoのエルガー「愛の挨拶 作品12」。 静かなピアノの短めの前奏からヴァイオリンが始まって、、、なかなか、イイ感じ。もう少し音量を上げてみます、、、素晴らしいです。
 
 今回は、仮組のアルミ弁当箱シャーシからガッシリとしたMarantz製シャーシへの組替え、そしてMyu氏からのアドバイスに基づいて理想的なチョークインプット電源への変更を施し、音もさらに静かに柔らかくなりました。
Myu氏が「AccuphaseA-30よりこの金田式DCの方がずっと良い」と言って交換した理由が良く分かります。
 
 途中の休止期間も入れると2年以上のプロジェクトでしたが、満足な結果。 自分で製作したアンプが著名なメーカー製アンプをはるかに凌ぐ、、、自作オーディオの喜びの極致です。