MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

オーディオルーム大改造 (床の仕上-その6)

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 初めて操作する「常圧フロア用ブラッド釘打機」は、取説を見ながら使ってみようとしましたが、プロ用ツールなので、その説明もプロ相手向き、何のことか良く分からない業界用語もあり、恐る恐る、、、まずは安全第一で行ないます。 
 
 材料に押し当てる先端の部分が一ヶ所、指で引くトリガーが一ヶ所、この2ヶ所が同時にONになった時だけブラッドネイルが飛び出す安全設計なので、これさえ注意すれば安全、、、ということです。 

 チーク材の販売元からサンプルで受け取ったチーク材を21ミリ合板の上に押さえて「パッシュッ!」と一発目を打ってみました。 最初だからクギが深く入りすぎないようにと遠慮して弱めに(弱気に?)設定した「クギ深度」は、やはり遠慮しすぎた様です。 ほぼ満足のいく深さになるまでに3、4ショット打ちました。 

 チークは堅木なので、下孔を空けずにクギを打ったりすると簡単に割れ目が入ってしまうのですが、この「釘打機」はスゴイです。一瞬にしてクギが打ち込まれるためか、オスザネの様な薄い部分にも割れは一切入りません。打ち込みの深さも、いつも正確なのが驚きです。ドリルで下孔を空け、ハンマーでクギを打って、最後にポンチで深さを調整する、合計で3、4分かかる工程を一瞬で終わらせてくれます。
 
 試し打ちで得たほんの少しの自信、そして依然として消えない大きな不安を抱えながら、チーク床材の打ち付け工程を始めました。 2列目まで打ち終えて感じたのは、考えていたほど難しい作業ではない、ということです。 

 しかし、キツイのは同じ姿勢を保つことです。 床の作業なので最初から最後まで、両膝を床につけて腰をかがめた同じ姿勢で行なわなければなりません。 以前施行した、檜材を壁に打ち付けていく工程では、床に近い場所では確かにキツイですが、だんだん高さが増えていくに従って楽になり、普通に立って作業する時間が続き、そして脚立に乗って作業するプロセスが続く、、、今考えれば「あの時の方が楽だったな」と思います。
 
 そんな事を言っていても前に進まない、、、黙って打ち続けることにします。 オーディオ仲間達のオーディオ・ルームを思い出しながら、、、「同じRM-6V仲間の、あの部屋のカリン材の床はキレイだったな」とか、「あそこのお宅のオーク材仕上げの床はスゴく良い色だったな」とか、チーク材の床は自分が最初だから、ここでしっかりマスターしておけば、次に誰かが施工する時にはアドバイスできるかも知れない、でもこんなにキツイ作業、これはもう楽しいDIYとは言えないな、、、などとブツブツ言いながら打ち続け、一日かけて合計「8列」仕上がりました。

 一日かかってたったの8列、、、、全部で38列あるのでさらに5日位はこの作業を続けなければなりません。 しかし、少しずつ要領を覚えて来ていることが実感できますので、細かい部分も含めて、何とか4日間あれば完成できるかも知れません。 

 完成した時の達成感、そして4、5年後のチーク材エージングによる色の変化を楽しみに、頑張っていこうと思います。