MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

Kind of Blue

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 ジャズを聴き始めた中学生の時、友人の勧めもあって最初に買ったのがこの「Kind of Blue」、FM放送の番組の最初に流れてくる「So What」のイントロを聴いたのがきっかけでした。

 ポール・チェンバースのベースとビル・エバンスのピアノの静かでクリアーなリフから始まる「So What」は、しかし当時の自分のSPシステムではベースがほとんど聴こえて来ない、秋葉原のテレオンで聴かせてもらった ALTEC 604 はもっとスゴイ低音が出ていたのに、何が違うんだろうか、、、といろいろ自作のSPボックスをいじり始めたのがオーディオへの第一歩でした。
 
 それ以来、自作のアンプが完成するとまず「So What」で試聴、JBL D130を買った時、SME 3009 アームやシュアV15を買った時、LE-175 DLHを買った時、いつでもこの「So What」で試聴して来ました。

 iPad上のKinskyのプレイボタンをタップし、演奏が始まった瞬間、DVD-Audio盤やHi-Res音楽ファイルで感じられるような、録音現場にワープして行くような圧倒的な臨場感と空気感。 

 このリフの後、マイルス、J・コルトレーンキャノンボール・アダレイと続くホーン群の輝きも驚く程のリアルさ、マウスピースに息を吹き込む直前の呼吸音が聴こえるようなリアリティが、レイオーディオのウッド・ホーンから再生されます。 こんなにスゴイ「So What」、、、アナログLPの時代も含めて、今回初めて聴く事ができたのです。