MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

オーディオルームの換気システム(1)

 
 
 拙宅のオーディオルームは12畳そこそこ、一人で聴いている場合はそれほど問題ないのですが、オーディオ仲間が複数人遊びに来た場合など、2時間ほど聴いたあとは窓を開けたりして換気する必要があるのですが、温かい室内に冬の冷たい空気は入れたくありません。
 
 エアコンにも「換気機能」は付いているのですが、どのメーカーの機種もノイジーです。チャーリーパーカーやロリンズの様に最初から最後まで吹きまくる人はまだ良いとして、Miles DavisBill Evans など静かな人達の音楽を聴くために、いつも換気機能はOFFにしています。
 
 「室温を変えずに、換気だけを行なう」という換気システムがあることを知ったのは、ずいぶん昔(30年前?)でした。「温まった室内の空気を排気し、その熱で冷たい外気を暖かな外気として吸い込むことができるのか?」、技術的にとても興味がありましたが、友人知人に使っている人は皆無で、なかなかお目にかかれませんでした。 「全熱交換換気システム」に関する特許は三菱電機が持っている様で、当時は三菱だけが製造販売していたと記憶しています。
 
 現在の家を新築した時に「24時間換気をどうされますか」と聞かれて「100万円の追加? それは要りません」と断ってしまい、それから15年間もそのまま住んでいます。「ロスナイ換気」などほとんど忘れていて、窓を開けたりエアコンの換気で15年間が経過しました。
 
 最近、急に「ロスナイ換気」のことを思い出しました。 ロスナイなんて今でも生産しているんだろうか、、、とGoogle 検索してみると、何と、現在も三菱とパナソニックで生産していました。
 
 30年前に見た時よりもかなり進化していて、一階の天井裏(二階の床との間)にファンコイルユニットを設置して、各部屋へダクトをまわす、という比較的規模の大きなタイプ。 しかし、いまさら一階の天井を開けてダクトを通し、、、などの大規模な工事は避けたいところです。
 
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 30年前に見たのと同様なシンプルなタイプの製品(エアコンの様に各部屋に1台ずつ取付け)も生産されていることが分かりました。 これならエアコンの取付の様に、壁に孔を空けるだけで取付ができます。
 
 今回はまず試しに、オーディオルームだけロスナイ換気を取り付けてみよう、ということに決めて、機種を選定しました。 拙宅のオーディオルームは12畳少々の大きさなので、まあ10畳向け程度の大きさでも良いだろう、換気機能がない現状よりはずっとマシだろう、、、八王子は温暖/準寒冷地に分類されているらしく、その中で一番使いやすそうな、、、というアバウトな判断で選んだのが「三菱のVL-10SR2」です。
 
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