20年前、現在住んでいるこの土地を買って家を建てた頃は綺麗に生え揃っていた緑の芝生も、今では雑草の方が多くなってしまいました。 小さく細かった紅葉の木も、今では2階の屋根にまで届く高さに成長し、「あと5年もしたら、自分では手に負えなくなりますよ」というアドバイスが周りからも聞こえて来る様になりました。
元々、自分は花や植物を植えたり庭いじりをする様なエレガントな趣味はなく、そんな時間があるのなら、車のエンジンのチューニングやサスペンションの整備、あるいはエンクロージャーやアンプの製作をしていたい、という「手が汚れる作業」を楽しむタイプの人間なのです。
しかし、晴れた日に木工用の作業台を広げていたエリアも雑草だらけになってしまって、「自分は庭いじりには興味はない」といっても無視できない状態にまでなって来ました。
そこで「芝生をなくしてしまえば雑草は生えない」と考えましたが、何をどうすれば良いのか、、、。 いくつかアイデアはありますが、今までガーデニングの経験など全くない自分としては何をベストとして選べば良いのか分かりません。
(1)庭一面に砂利をまく
20年ほど前、相模原市の土地に家を建てた時、東側と北側は日常使わないスペースだったので、すべて「白い小砂利をまく」で済ませました。 しかし2年も経つと小砂利の中から雑草が生えてきてしまって、結局これは「安価なだけでダメな施工」ということを知っています。
現在では「雑草が生えないシート」が販売されていて、これを敷いて、その上から小砂利をまくとのことですが、5年も10年も大丈夫なのか、少々疑問です。
(2)全面コンクリートにする
これが最強であることは分かっていますが、花も木も一本もない「工場の敷地」の様な殺風景な庭になってしまい、女房からのブーイングは確実です。
(3)レンガ貼りにする
これが一番イイ感じですが、ただ単にレンガを並べれば良いのかどうか、、、経験がないのでどの様に並べれば良いのか、どんなデザインが良いのか、自分のプランが浮かんで来ません。
(4)自然石を並べる
これも結構良い気がしますが、どんな自然石が良いのか、コストも一番高そうです。 玄関へのアプローチにはパリの市街地の様な「石畳」も良さそうですが、ただ石のサイコロを並べれば良い訳でもないだろうし、、、。 近隣の住宅街を見回してもどのお宅もやっていない、、、何かやっかいな問題があるのではないか、、、。
オーディオの場合は、スピーカーやアンプなど気に入らなければ仲間に譲渡するか、あるいは分解して不燃ゴミに出してしまえば済みますが、「庭」となると難しい、結局、これは自分で少し勉強しなければ先へ進めないことが分かって来ました。
「自分でできる!ガーデンペイビング」は、自然石やレンガをきれいに並べた美しいテラスやガーデン・アプローチの写真が掲載されていて、とてもモチベーションを高められた後、次の章には実際にレンガや自然石を並べる方法やモルタルの作り方、水勾配のつけ方などの詳細な解説があり、これが今回の自分の目的には一番分かりやすかったと思います。
これで少しは「庭造りの何たるか」が分かってきて、ネットで外構業者の説明を読む時も、以前よりは内容が理解出来る様になりました。