秋葉原からつくばエキスプレスに乗って終点のつくば駅に到着、出迎えて下さった「ハリさん」の白い大型ワゴン車のナンバーは「2215」、、、どこかで聞いたことのある番号だと思ったら、やはり「JBLウーファー」の型番でした。
オーディオルームに通して頂いて、真っ先に目に入るのは巨大なウッドホーン「山本音響のF280A」、その上にLE85に取付けられた三等製ウッドホーン(ミッドハイ)、そしてピカピカに研磨されたステンレスホーンの2402と2405トゥイーター。
SME3009 を取り付けた LINN Sondek LP12dでアナログLPを1枚聴かせて頂いて、その後CDで聴かせて頂いたのがDave Grusinの「GRP All Start Big Band Live!」。JBL LE15ダブルウーファーのドスの効いた低域、低めのクロスオーバー(400Hz)で接続された「375+山本音響のF280A」とその上の三等製ウッドホーンの音は、10年間レイオーディオのアピトン製ウッドホーン(RH-3)に慣れた私の耳には、明るめの音質に聴こえました。 おそらくアピトン製RH-3ウッドホーンのデッドな音に対して、カリンの集成材製のホーンはリアルウッドの音が乗っているのだと思います。解像度が高くとても耳に心地よい音でした。
今回のお目当、三等製ウッドホーンの仕上がりは想像していた以上で、これが手作りとは思えないほどの完成度の高さでした。 そしてもう一点、シナアピトン材を使ったハリさん製作のアンプラック、これもみごとな出来栄えでした。
そのまま音楽を聴いていたかったのですが、次のJIMさん宅訪問のスケジュールがあるので、ハリさんの車で埼玉県まで乗せて頂きました。
JIMさんのオーディオルームは、リビングルームを兼ねた20畳ほどの空間。正面には私の大好きな「JBL 130系ウーファー」がダブルで鎮座していて、その上にJBL 375と組み合わされた三等製ウッドホーン「新井式 A-290」、、、そしてミッドハイもLE85+三等製ウッドホーン。
ここで聴かせて頂いたCDは、Count Basie Orchestra「Basie is Back」、10曲目の「Whirly-Bird」は圧巻のサウンドでした。 8分間のこの曲の後半、4分間以上は迫力のドラム・ソロ、、、明るく歯切れの良いスネアとタムタムの連打は、このCount Basie Orchestra のドラマー、Butch Miles の独壇場、、、しかし当日の私には「JBL 130系ウーファーの独壇場」に聞こえました。
こういう良い音を大音量で聴かせてもらうと、自分の次期SPシステムは高解像度を狙ったSPシステムではなく、やはり130系ウーファーと375+ウッドホーンの2Wayにすべきなのか、、、ますます混迷の度が深まって来ました。
この日、多忙なスケジュールにもかかわらず、私のためにウッドホーンの音を聴かせて下さったハリさんとJIMさんには心より感謝致します。 久しぶりに聴いたJBLシステム、前へ前へと迫ってくるJBLサウンドは私の次期SPシステムに大きな影響を与えるはずです。
我が家のSPシステムが完成したら、ぜひ八王子にもお越し下さい。
P.S.
帰り際にカーポートに留めてあったJIMさんの車のナンバーが「130」だったか「2220」だったかは確認し忘れました。