MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

ウーファー用エンクロージャー(7)

 

 
 
 8月1日の午後1時、暑い中を座間市からFW社の2tトラックが到着し、いよいよ新しいエンクロージャーが届きました。 以前使っていたTADのシステムは真冬に製作したし、レイオーディオが届いたのは4月の中旬でした。 夏は一番好きな季節で、毎年この季節は他の趣味をやるためオーディオをサボっていたので、一番暑い8月の初旬にオーディオのデカ物が届くなどというのは今回が初めての経験です。
 
 この家を建ててオーディオルームを作ってから18年が経過し、今回のエンクロージャーは、我が家のメインSPシステムとしては第三世代になりました。
 
 第一世代のSPシステムは、相模原にミサワホームで建てた家のオーディオルームで使っていたSPシステムの発展形で、TADの1601ウーファーと4001ドライバーに山本音響のF350ホーンを使ったものでした。(下の写真)
 当時は天井にBARCOの三管プロジェクターを設置し、正面の壁にはStewartの120インチスクリーンを取り付けて米国映画を楽しんでいたので、SPシステムはプロジェクターのスクリーンへの映像を遮らない様に極力幅を狭くする必要がありました。 どうしても4インチ・ダイアフラムのドライバーを使いたかったので、唯一、山本音響F350だけがスクリーンを遮らないギリギリの選択肢でした。
まだ、ルーム・アコースティックなど全く理解していなかった、、、「遮音だけ」を施した普通のオーディオルームでした。
 

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 2008年頃、レイオーディオRM-6Vを買い、パワーアンプを買い替えたり、SPケーブルを交換したりQRDを設置したりして、しばらくこの部屋の状態で聴いていたのですが、何となく不満が蓄積していました。
                    

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そんな頃、近隣に住んでいた友人Myu氏の綺麗なオーディオルームを見せてもらったり、当時のパイオニア本社(目黒)にあった試聴室「Studio Hinoki」が音が良かったと聞かされました。 そこで部屋の大改造を思い立ち、壁と天井にはすべてパイオニア本社試聴室を模して、無垢のヒノキ材を使って壁を施工しました。 新しいヒノキ材の香りが素晴らしいのに驚きましたが、天然木を使った壁と天井がこれほどまでに良い音を出すのか、、、この時、初めてルーム・アコースティックの重要性を学びました。
 

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 そしてほぼ10年間、レイオーディオRM-6Vを楽しんで昨秋、これを手放して新しいSPシステムの製作プロジェクトを開始しました。 昨年秋から半年余り、我が家のオーディオルームはボール盤や電動カンナ、ベルトサンダーなどを持ち込んで、ほとんど工作室になっています。(下の写真)
あと数日で新しいエンクロージャーをここへ運び入れなければならない、、、早く何とか片付けないと受け取れません。
 
イメージ 3

 

 ついに納品の日が来ました(来てしまいました)。 まだ全部片付いていませんが、一応は運び入れられるところまで片付けました。(他の部屋に移動させただけです)
取り敢えず、部屋の中まで運び込んで台車に載せてもらったところで、搬入の作業は終わりました。
 
 これでウーファー・ユニットを取り付ければすぐに音が出る、という訳ではありません。これから下記の作業をする必要があります。
(1)後バッフルに色を塗る(つや消し黒)
(2)後バッフルにSPターミナルを取り付ける
(3)前バッフル、天板、側板(両側)にWATCOオイル・ステインを塗布して仕上げる
(4)前バッフルと後バッフルを、合計8本の真鍮棒(直径30ミリ)で連結する
(5)ウーファー(TL-1601b)を取り付ける
(6)サランネット枠を製作する
(7)アピトン合板を積層して製作した「ウッドブロック」を完成させる
 
 8月末までには音を出すというプランでしたが、上記7項目を見ているとだんだん心配になってきました。しかし他の誰かがやってくれる訳ではないし、やらないと音が出せないので一つずつ仕上げていくしかありません。 
オーディオ仲間から「まだ何かやることあるの?」「いつ音が出るの?」という電話が来る様になって来ました。 気持ちは分かります、私が逆の立場だったらきっと同じことを電話で言うでしょう。 彼らの催促と励ましをパワーにして、頑張るつもりです。
 
  
 
 

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