現在の我家のシステム構成をご説明します。
以前はアナログ・プレーヤーもありましたが、現在は入り口はCD/SACD/DVD 用として、Pioneer DV-AX10のみです。
プリアンプは2種類、DEQX社製の「PDC2.6」、及び Pioneer製の「C-AX10」です。
どちらも、デジタル・チャンネル・ディバイダー(位相回転がゼロのFIRフィルター!)を搭載している点を重視して採用しています。
パイニア「C-AX10」は既に生産中止になってしまって、現在これ以上のものは望めないので大切に使用しています。 高価なデジタル・プリアンプであるにもかかわらず、AV用に5.1チャンネルの機能まで内蔵させたことが、ピュアオーディオのハイエンドマニアの逆鱗にふれ、逆に一般のAVファンにとっては高価過ぎて販売数が伸びずに、結局あまり数多くは生産されずに生産が終了してしまった、と知人から聞きました。
だから今となっては貴重品です。(稀にオークションで出品されることがありますので、見つけたらお勧めの製品です、コンディションはどれもかなり良い様です。)
この「C-AX10」とアキュフェーズのDG-38か48を組み合わせれば、ハイエンドのマルチ・システムとしてはパーフェクトでしょうね。
DEQX社製の「PDC2.6」は、C-AX10がなくなってしまった現在、今後の注目の製品です。 デジタル・プリアンプ、デジタル・チャンネル・ディバイダー、そしてデジタル・グラフィック・イコライザーを搭載し、信号をすべてデジタルの状態で処理した後、6個のDAコンバーターでアナログに変換してパワーアンプをドライブする、という優れ物です。
http://www.kurizz-labo.com/Komori_report.htm
http://www.kurizz-labo.com/User's_Report-1.htm
アキュフェーズのDC-330(プリ) + DF-45(チャンデバ) + DG-48(グライコ) を一体化した製品、と言えば分かり易いかと思います。 あまり広告宣伝をしていないので、一般のオーディオ・ファンに広く知られてはいませんが、マルチ派には特にお勧めです。 私はこの機種で、ルーム・アコーステックのチューニングに開眼しました。
パワー・アンプへのケーブルには、アキュフェーズ社のSLC-50を使用しています。高品質と信頼性とを何よりも重要視する、このメーカーらしい優れたケーブルだと思います。