MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

オーディオ・ルームの大改造(その10)

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 天井周りのルーバーの製作に、結局2ヶ月近くを要しましたが、やっと完成しました。 上の写真の天井付近にあるのが、その「ルーバー」です。音質的に何かメリットがあるのか、と聞かれても「ただの外観だけです」と答えるしかありませんが、もしこの部分がサランネットだけだったとしたら、ノッペリとした外観となってしまったと思います。長期間かかりましたが、出来上がってしまえばやはり手間をかけただけの事はあり、実際の外観はかなりグレードを上げられた、と自画自賛しています。

 次は前面の両コーナーの吸音部分(5月連休の前から始めた我家の「オーディオルーム大改造」の工事も半年が経過し、しかしここまで来ると「8合目」まで来た、という気がします)。 以前は、RM-6Vの背面からコーナーにかけて、QRDの「アブフューザー」を設置していました。高さが1800ミリあるので、これがあると無いとではかなりの改善が見られましたが、エンクロージャーの背面で「オーッ」と低い声を出してみると、ある種の「共鳴音」がありました。
今回は、このコーナー部分にも吸音材を充填して、特に低域の吸音特性を高めようとしています。 460ミリx460ミリのコーナーに、吸音材で高さ2400ミリの三角柱を形成して製作しています。

 上の写真は、まだフレームだけの状態で、これにサランネットを貼って仕上げて行きます。 表面は、ルーバー部分に使用したものと同じ「ダーク・ベージュ」色のサランネットを使いますが、外観デザインをどうするか、いろいろデザイン・スケッチを描いています。
天井のルーバーと全く同じデザインを採用する場合、縦方向か横方向か、どちらかに決めなければなりません。縦方向は、天井付近のルーバーに近いデザインとなって好ましいのですが、我家のオーディオルームの壁は「檜材の横貼り」なので、ここだけ「縦」にするのは少々デザインの統一感に欠ける気がします。しかし、同じピッチで横方向にルーバーを入れると、ただ「ウルサイ」だけのデザインになってしまいそうです。

 最近、仕事が忙しくてじっくりとデザインを考える時間がない状態が続いていますが、1960年代のJBLのスピーカー・システム群や当時のタンノイのエンクロージャー等の写真を探し出しては、これはどうだろうか、それともコレか、とそれらを参考にしてデザイン・スケッチを描いています。