MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

次期パワーアンプ



 我家のSPシステムはダブル・ウーファーなので、現在の低域用パワーアンプは「Mark Levinson No.23」が2台、これでRM-6Vの4本の1601bウーファーをドライブしています。(ウッドホーンの奥にあるTD4001Rドライバー用はマランツMA-7A/A級30Wを使用しています)

 1年程前、相模原にあるオーディオ・スクエアという販売店のお世話になり、Accuphaseパワーアンプ2機種(P-7100とA-65)を借り出して試聴した件は、去年のブログに書いたとおりです。 Mark Levinsonと比較して、P-7100では差異がほとんど感じられず、A-65の場合の方は僅かに力感が感じられるかな、という結果でした。

 今回借用したM-6000は、自分の最終目標(一生モノ)と決めている機種で、今までで一番大きな期待があります。巨大なパワートランスが搭載された電源部を眺めているだけで、いかにもパワフルで筋肉質な低音が期待でき、そして何よりもモノラルであることから、奥行感の再現も素晴らしいだろう、と大きな期待を持って借りて来ました。

 

f:id:MilesTAD:20190911200119j:plain



 オーディオ機器のデモ等で聴かされるウッドベースの再生音は、「ブルンッ、ゴリンッ」と弦の音だけが聴こえるソースを使って、いかにも「締まった低域」を演出していることがよくあります。 しかし、ただ弦の音だけをブルンッ、ゴリンッと鳴らすならエレキ・ベースと大差ない、やはりウッド・ベースは「木製の胴体」が共鳴して音を出しているので、この「胴鳴り」の木質感(?)が再生できてこそ本来のウッド・ベース、これをいかにリアルに再生するかが私の当面のテーマとなっています。

 我家のMark Levinson No.23+1601bウーファーの低域の不満は、まだこの胴鳴り木質感がリアルに再生できていない事です。(レイオーディオ仲間には、この胴鳴り木質感を鳥肌が立つくらいリアルに再生している人もいるので、我家のRM-6Vが悪い訳ではなく、ただ単に私の技量が足りないだけです)

 今回のM-6000が、巨大な電源部の力でウッド・ベースの胴鳴り木質感をみごとに出してくれるのか、それともあまり締まり過ぎてエレキ・ベースのブルンッゴリンッになってしまうのか、大きな期待をもって今回の試聴を始めました。