MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

次期パワーアンプ(2)

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 今回のAccuphase M-6000とMark Levinson No. 23の試聴は、下記のシステムで行ないました。

(1)MacBook からApogee Ensemble D/Dを通した96kHz/24bitの音楽ソース
(2)コントロールアンプはDEQX
(3)スピーカーはRM-6V (Rey Audioの純正ネットワーク使用せず)
(4)中高音(350Hz以上)用アンプは Maranz MA-7A(A級30W)
(5)低域用アンプは Mark Levinson No. 23 (Dual-mono 200W/8 ohm x2) x2台
(6)低域用アンプ(比較試聴)Accuphase M-6000 (300W/4 ohm) x2台

 フロントパネル中央にあるパワースイッチを入れると、2秒程して「チャキッ」という快いリレーの音がして、中央のパワーメーターの照明が灯りました。(パワーメーター、、、、イイですねぇ!、私は長年 Mark Levinsonの真黒いフロントパネルばかりを見ているので、パワーメーターに憧れがあるんです。)

 今回の試聴には、同じ八王子市在住のオーディオ仲間のMyu氏に来てもらうように頼んであります。私自身はM-6000が買いたいので、何とかしてM-6000の良いトコ探しをしてその結果をもって発注したい、、、という状態、スタートの合図を待つ短距離走の選手のように、今にもフライングをしそうなくらい気持ちが前のめりになっていたからです。

 試聴用の96kHz/24bitのリッピング音源「Hotel California/Eagles」「My love is/Diana Krall」などを一通り聴いて、Myu氏とまずお互いのインプレッション、、、「ほとんど差異がない、、、」、奥行感、定位感に関しても意外なほど差異は少なく、圧倒的な違いを見つけて「すぐに発注」というつもりだった私としては肩すかしをくらった感じでした。M-6000の方が多少、低域に重量感があるかな、でもM-6000の場合は1601bウーファーがパラで4 ohm接続、Mark Levinsonの場合は8 ohm接続x4という条件の差が影響しているのではないかという程度、これが今回の試聴会の結論となりました。

 我家のMark Levinson No. 23は、4本のTAD 1601bの「350 Hz以下」の帯域をドライブしています。Mark Levinson 特有の、彫りの深い、エッジの効いた低音が気に入って長年愛用しているのですが、それでも既に20年選手。当時、Stereo Sound誌の同号に掲載されていたのは、Accuphase A-100、その当時からAccuphase社の製品は高い品質と信頼性を持っていましたが、評論家諸氏の評価はそこそこ、、、Mark Levinsonに対する評価よりも厳しいものでした。 その時から既に20年が経過、最近のAccuphase社の製品は海外製品に勝るとも劣らない高い音楽性表現を持つ様になったと評価されているのですが、、、。

 もし「350 Hz以下」の帯域だけでなく、もっと上の方まで使えば良いところが見えたかも知れない、Rey Audioの純正LCネットワークを使ってRM-6Vを全帯域で鳴らせばきっと両アンプの各々の特徴、差異が明らかになったかも知れない、でも今回の試聴会では、「すぐに発注」という結論にまでは至らなかったのが残念。しかしオーディオ仲間とこうして試聴会を開いて、いろいろ話ができるのは、オーディオの大きな楽しみの一つです。 そして毎回、高価なアンプ類を手配して下さっている「オーディオスクエア相模原店」には、心から感謝致します。(今回は即購入ということにはなりませんでしたが、M-6000は必ず買いますよ。)