MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

Fire Wire (800 - 400) とUSB ケーブルの特注品(1)

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 私は、PCオーディオが好きでやっている割には「これは所詮、デジタルでしょ」という半分シラケたところがあって、今までデジタル・ケーブルには全く無頓着でした、「Fire Wire で音が変わる訳がないだろう」という認識で、 Mac に付属して来るApple の純正品で済ませて来たのです。 鋭敏な聴覚などは持ち合わせていない私としては、余程の変化(差異)がなければ「大して変わらない」で済ませている高価なケーブル選びですが、実はこれ以前に一回、Esoteric社の8N Fire Wire ケーブル(iPad が買える価格)を使った事がありました、やはり残念ながら(私にとっては)劇的な変化はありませんでした。 

 しかし、今回のこの Fire Wire (800 - 400)、そして USB ケーブルに関しては、事前にオーディオ仲間の実績を聞かされていました、「スゴイっ、かなり違うよ、デジタル・ケーブルは線材よりも構造が圧倒的に効くみたいだ、、、」。

 そこで、我家の Mac Book Pro から Audio interface (Apogee Ensemble) までを接続する Fire Wire (800 - 400)、そしてリッピング用のドライブを接続するUSB ケーブルを特注しました。これはPCオーディオ用途として製作する音質重視のケーブルで、市販のケーブルとは構造がまったく異なるものです。 「やーっと、できたよ」という社長からの連絡があり、朝9時に家を出て取りに行きました。久しぶりに行った午前10時の秋葉原は、「用事のある人だけが来ている」という雰囲気で、ラジオストアの中もまだ混雑もなく、一直線に目的の店に顔を出しました。

 「いやぁ、苦労したよ、Fire Wire の方は大変だった、、、」というコメントと共に手渡されたのが BELDEN 製の2芯シールド・ワイヤーを使った Fire Wire (800 - 400)、そして USB ケーブルです。 この店の Fire Wire ケーブルは「Cat-7」のLANケーブルを使ったものが以前から高音質で良く知られていますが、今回の私の特注品は「三ツ股構造」、つまり信号ライン2組に「2芯シールド」2本を使って電源ラインから分離した構造となっています。 USBの方は「二股」で同様に、信号ラインと電源ラインが「2芯シールド」を使って別々になっています。

 同様なコンセプトの製品がアコリバから発売されていますが、線材はPCOCCとのことです。私の特注品は MIL Spec. のBELDEN 製シールド・ワイヤーを使っています。どんなに良質の線材を使おうと、音が良くならなければ何にもならないのですが、、、。
 
 今回は特注品扱いなのですが、価格 (税込) は良心的で、Fire Wire は26,000円、二股 USB ケーブルは 18,000円でした。社長は苦笑いしながら「手間ばかりかかるからねぇ、、、」ということでしたが、「まあ、頼まれたら、あと1、2本程度なら作るかも、、」とのことで、今後も多少は期待できそうでした。
 
 受け取って来た翌日、さっそく今までの Fire Wire と USB ケーブルとを取り替えて試聴を始めました。今回は微妙な音質を聴き分けるシビアな試聴になりそうなので、私の耳では頼りない、そこでアドバイザーの Myu氏 に来てもらうことにしました。