「間柱」の仮組みで木ネジの位置の確認、角材の変形が修正(軽減)できたら、これらを一度全部取り外して、グラスウールの取り付けを行ないます。
胴縁(水平)方向にグラスウールを取り付けた後、次は取り外してある間柱を再度、取り付けて行きます。 前工程で角材の変形を仮組みして修正してあるので、今回は以前より容易に取り付けが完了、、一応想定どおりに進んでいます。
間柱を取り付けた後、いよいよ最後の工程、間柱(縦)方向のグラスウール取り付けです。
石井さんの説明では、「胴縁だけ」の吸音特性よりも「間柱だけ」の方が優れているとのことでしたが今回の「新・石井式吸音壁」の設計では、この胴縁と間柱の両方を組み合わせた構造となっていて、外壁側の「遮音壁」と室内側の反射壁に挟まれた狭い空間に低域の波動を導いて、効率的に振動エネルギーを減衰させる機能があるとのことです。
間柱(縦)方向のグラスウールの組み込みが終わり、グラスウール作業から、やっとこれで手が離せます。
エンクロージャー内部に入れる柔らか目のグラスウールより、硬めの32kgグラスウールの方がチクチクとした皮膚への不快感が少ないのは不思議です。(前回、QRD Abuffusor(パーティション型吸音板) を製作した時も、やはり同様に感じました)