MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

太陽光発電(1)

 
 2011年の夏は、原発停止の影響を受けて、東京周辺に住む我々は「エネルギーの大切さ」を改めて認識させられました。 電気料金さえ払っていれば無尽蔵に使えると考えていた私のようなオーディオ・ファンも、そろそろA級アンプなどという「反社会的な持ち物は処分すべし」と忠告されているような気がしました。(我家のオーディオシステムの中で反社会的でないのは、極めて能率の高いRey Audio RM-6Vだけです)

 
 そんな経緯もあり、我家一軒だけの微力ながらも、自然エネルギーで発電して社会に貢献できるのは価値があると考えて、2011年末からいろいろ調べ始めて、2012年2月に「太陽光パネル東芝製)」及び「エコキュート(給湯器、パナソニック製)」を導入しました。

 家電業界各社からは、「現在ではこれがベスト」という発電効率の高い製品が数ヶ月ごとに発表され、「いつ購入するのが良いか」という環境になって来ましたが、思い立った時が「その時」と決めて、2012年1月時点でベストの製品である「東芝製パネル」に決めました。

 実際には、販売業者が我家を訪問して、我家の土地と家屋の図面に基づいて「一年間の日照時間」をシミュレーションして算出し、その時点での「電力買取価格」から、何年で元が取れるかを計算してくれます。

 我家の場合は南向きで、周囲に日照を遮るものは一切ないので、深夜電力の給湯器(エコキュート)も設置して、合計金額を「10年間」で払い終わる、というシミュレーション結果を採用しました。

 10年間は今まで毎月支払っていた電気代と同じ金額をローンとして支払う「収支トントン」で、11年目からは自分の発電した電力で生活する「電気代ゼロ」の生活が始まることになりますが、10年経過したとたん、パネルに不具合が生じて全交換、といったことがないと良いですけど、日本製の信頼性を信じて総額400万円程の買い物を決めました。 何かすごく高額な買い物をしてしまった気がしますが、ゴールドムンドやマークレビンソンのパワーアンプを購入したって、電気を消費するばかりで発電してくれる訳ではないので、こっちの方がずっと良いはず、と自分に言い聞かせています。