MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

オーディオルーム大改造 (床の仕上-その2)

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 床に無垢のチーク材を貼り付けていくために、事前に揃えておかなければならないものがいくつかあります。

(1)接着剤
   前回の「檜」を壁と天井に貼り付ける際も、職人さんからのアドバイスは「無垢の材木は、接着剤で全面を貼り付けてはいけない、2,3年すると割れてくる」ということでした。 今回のチーク材も無垢材なので輸入元に確認したところやはりダメとのこと、ウレタン系かエポキシ系の接着剤が推奨されていました。

(2)専用のクギ
   前回、檜材を貼り付けていく際は、「スパイラク釘」を使用して、小型ハンマーで300ミリ間隔で打っていったのですが、チークの床材の場合は「ブラッドネイル」というクギが定番らしい。針葉樹ではタッカーという大きなホッチキスを使う、広葉樹の場合は「ブラッドネイル」を使うらしい、チークは広葉樹なので「ブラッドネイル」を使うことになります。 注文したクギが届き、箱を開けてみると「これでチーク材に入っていくのだろうか」と心配になる様な形状です。

(3)スペーサー
   施工する時期によって、チーク材が伸縮しているので、冬季などはチーク材の間にスペーサーを入れて貼り付け、これによってチーク材が水分を含んで膨張した時にも、このスペーサーが調整役となり、床が盛り上がったりする対策とするらしい。
   
(4)仕上げ塗料
   無垢のチーク材を床に施工する前に、ウレタン系の塗料を前もって塗布した製品もあり、サンプルとして取り寄せてみました。確かに表面はキレイですが、これだと市販のフローリング材と見分けがつかないので、無垢のチーク材を使ったのか、チークのツキ板フローリング材を使ったのか分かりません。 よって、私は無塗装のチーク材を選び、床に施工した後に、オイルを染み込ませる工法で行くことにしました。

 オイルにも沢山の種類があり、「特に無垢のチーク材にお勧め」と言われたのが「リボス社」の「アルドボス」と「クノス」という亜麻仁油を主成分とするオイル。 もう一つは「オスモ社」の「フロアークリヤー」というひまわり油が主成分のオイル。 どちらもドイツの企業なのですが、オイルの染み込み深さや乾燥したあとの表面のツヤの具合などで、違いがあるようです。

 今回、私は「亜麻仁オイルの効果でアメ色に仕上がる、ツヤが出ない、撥水性はないがチーク材の中まで染み込んで行く」という特徴を持った「アルドボス」を選びました。 「アルドボス」を塗布して乾燥させたあと、適当な撥水性がある「クノス」で仕上げるのが良い様です。

 オスモ社の「フロアークリヤー」は、カルナバワックス成分により撥水効果が高い、という特徴がありますが、今回はオーディオルームでの施工なので、水などが床に落ちる可能性が低いことから、これは選択肢から外しました。 キッチンやダイニング・ルームにチーク床材を施工する場合は、このオスモ社の「フロアークリヤー」が最適のようです。