MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

システム機器の構成 (2016年7月)

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 長年愛用していたMark Levinson No.23 を2台とも売却し、新古品のAccuphase A-65に入れ替えてから約1年、、、これ以上を求めるとあとは同社A-200しか候補がない、などと考えながら使って来ました。 
Accuphase社の十分なメンテナンス体制と安定した製品に不満はなく「これは一生モノ」と決めて購入したのですが、なぜか少しずつ他のパワーアンプに目が行くようになって来ました。(Mark Levinsonのアンプ群を使っていた頃はこんな事はありませんでした。)

 以前から気になっていた「ICEpower ユニット」、デンマークB&O社(バング&オルフセン)が開発した「D級アンプ」の一種とのこと。 ユーザーである友人に聞くと「フルパワーで鳴らしてもほとんど発熱しない、TADの40cmウーファーを楽々ドライブしている、フルパワーで鳴らした時の低域の底力は、おそらくA-65を上回るかも知れない」というコメントでした。 

 自分の好きな50年代、60年代のJazzを再生するなら、シャーシの両側の巨大なヒートシンクから大量の熱を発しながら動作する様な、やはりA級アンプが一番だろう、と盲目的に信じて来た自分にとって、全く熱が出ないアンプなんてものが良い音がするとは信じられませんでした。
 
実はここ数年、TADのM-2500というD級アンプも候補に挙げていました。音はかなりイイらしいけど、しかし外観があまりにも、、、あのデザインで160万円はないよな、と一蹴してA-65に決めた経緯があります。 今にして思えばあちらに決めておいた方が良かったかも、、、、。

 「そーかぁー、D級アンプか、、、どんな音がするんだろう」
 
「ICE power」を使ったアンプといえば、まっ先にJeff Rowlandが思い浮かびます。
すでに製造中止になってしまった製品ですが、自分にとっては「Model 302」というのが理想かも知れません。Model 8 と同じサイズのシャーシに「ICE power」が2チャンネル分、モノラルのパワーアンプにこだわる自分としては、これが2台揃えばベストです。あるいは「Model 304」というのがあって、これは同じシャーシ1台の中に4チャンネル分のICE powerが組み込まれたもの、これも悪くないチョイスです。
  
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 いずれにしても既に製造中止の製品、どこかの現オーナーが売却してくれなければ、話は進まない。ましてや2台セット揃えて、などは到底無理ではないか。オーディオユニオンやハイファイ堂に聞いても「ここ2、3年、入って来ていませんね」という返事でした。 ただでさえ「待つ」のが苦手な自分としては、「期限なく待つ」のはもっと苦手。


 他の「ICE power」アンプは、、、、と探しているときに気がついたのは「Model 201」という小型のモノラルアンプ。 ステレオサウンド誌を3冊ほど重ねた状態に等しいサイズですが、出力は250W x2、Damping factor は1000 と立派なもの。アルミブロックから削り出した一体物の無共振シャーシは魅力です。かつて我が家で鳴らしていたMark Levinson や Accuphase に搭載されていた巨大なパワートランスやヒートシンクもなく、ありがたいことに重量が1台6kgと軽く、A-65の十分の一しかないこと、一人で苦労して運んだりしなくても済むということです。

 もうすでに新品の在庫はどこのショップにもありませんが、早速聞いてみるとオーディオユニオンに中古品が2セットあるとのこと。価格はペアで36万円、新品当時は98万円した製品なので、これはお買い得。

 
 すぐに電話して「明日の朝一番でお店に伺いますので、それ、抑えておいて下さい」、、、早速翌日の朝、お茶の水店に出向くことにしました。