MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

次期SPシステム(3)JBL S9500

 
  
 
 1980年代後半、レイオーディオから「バーチカル・ツイン」のラージ・モニターRMシリーズ3機種が発表され、私はその中の「RM-6V」に注目していました。 
 分厚いアピトンの積層合板を削り出した大型のウッドホーンを中心に、上下にTADのTL-1601aウーファーを配置した、500リッターを超える大型のレイーディオの「RM-6V」は、将来必ず買いたい、と自分に決心させるに十分な魅力を備えていました。
 
 同じ頃、米国のJBL社からも同様のバーチカル・ツイン形式で「S9500 Project K2」が発表されました。
 
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 この「S9500 Project K2」は同じバーチカル・ツイン形式でありながら、細身で横幅も奥行きも半分以下と小型、中心に配置されたホーンは無垢のアクリル材からの削り出し、そして伝統の4インチドライバーはネオジウム・マグネットを使った「475」に刷新され、エンクロージャーは漆黒のピアノ塗装、、、レイオーディオのアピトン合板製とは対照的な、インダストリアル・デザインの粋ともいうべき素晴らしい仕上げと外観を持っていました。 フロントパネル周辺のみならず、普段はほとんど見る機会のないリアパネルにも美しい意匠が施され、かつてApple社のSteve Jobs氏が「ウチの iMac のリアパネルは、そこいらのPCのフロントパネルよりも遥かにクールだろう」と豪語していた一件が思い出されます。
 
 自分はどちらが欲しいのか、どちらも欲しいけれど両方は買えない、、、最終的には「レイーディオ RM-6V」を購入して10年間楽しみました。 
 さて次のシステムは、と考えた時に次は「S9500 Project K2」を、と考えるのも順当な流れかも知れない、と自分のプランを正当化しています。
 
 「S9500 Project K2」は以前、友人のオーディオルームで聴かせてもらったことがあります。
しかし、あの時は自分で実際に買う事は考えていなかったので「友人の音」として楽しく聴かせてもらいました。
しかし今回は、自分の次期スピーカー候補なので、もう一度真剣になって聴いてみたいと、その友人に連絡をしてみました。 やはり持つべきは良きオーディオ仲間、、、近隣の市に在住の友人は私のわがままを快承してくれて、「JBL Project K2」の試聴訪問となりました。