今年の5月連休に、山梨県のマニアのお宅を訪問して素晴らしい音を聴かせてもらって以来、「PCオーディオ」なるものが頭から離れません。それまでは次のアイテムとして「ESOTERIC P-01」なんか狙っていたのですが、HDDから音楽を出力するというプロセスは、説明されてみればナルホドと納得がいきました。
さて、何から始めれば良いのか?、何を買えば良いのか?、幸運にも「PCオーディオ」というMookが7月に発売されたので早速買って来て読んでみました。
あーそうか、LINNのKlimax DSが最高峰なのか、しかし直接これに行く前にもう少し勉強できる製品はないのかな、と読み進んでいくと、オーディオ・インターフェースという製品が各社から販売されているのが分かりました。高いものでも50万円程度、しかしApogee という聞いたことのあるメーカーから2機種、手ごろな(20万円程度)価格の製品を見つけました。 よしコレだ、と思っていると、RMEというプロ機器専門のメーカーから1機種、これもお勧めとのことでした。
私は仕事ではWindowsですが、自宅では20年以上前からMacintosh なので、これから音楽を聴こうという時は、Windowsを開いてファイルを選択する、というプロセスはできれば遠慮したいところです。
いろいろ質問したところ、音楽業界(DTM)ではMac OSX が主流とのことで、USBよりもAppleが開発したFire Wire がプロ用途には使われている、ということも分かり、外観もAppleとの共同作業が感じられるデザインで、オーディオ・ルームのラックに入れても高級感が感じられる製品、ほぼ「Apogee Ensemble」という製品を買うことに決めまりそうです。
Apple のMac Book Pro をコントローラーとして、外部に「SSD(Solid-state Disk)」を置いてこれに音楽データを入れておき、Apogee Ensembleを接続してデジタル出力を取り出す、というプランです。 アナログ時代の30cmLP、そしてCDやSACDなど、音楽を聴く前に「円盤」をセットする、という儀式が続いて来ましたが、これからはMac Book Pro を最初にbootupし、DEQX、Mark Levinson のスイッチをONして、そしてマウスをクリックする、という儀式を行なうことになります。