MilesTAD’s Blog

自分の一生涯の趣味として続けているオーディオのブログです。

次期プロジェクト「KM1Vの自作」その1



 近頃は諸々の他用が忙しく、以前の様に「自作マニア」になり切れていない自分に不満を募らせています。以前の家は、新築当初から1階に14畳程の工作室を備えておいたので、木工全般でも、車のエンジンを下ろしての重整備でも、室内だから雨風の心配もなく、好きな時に始めて、途中の行程でそのまま止めても誰が文句をいう訳でもなく、という環境で好き放題に自作マニアを楽しんでいました。 

しかし9年前、新たに隣町に現在の家を建てて引っ越して来てからは、やはり「工作室」を作らなかったのは大失敗だったと後悔することしきりです。 庭のスペースは以前の家よりも広いので、ガーデニングを楽しみたいという女房には好適ですが、私にとっては何を始めるにも「準備」が大変、途中で止めるには全部片付けなければならない、夏には蚊に悩まされる、という決して望ましい環境でなく、「自作の道、自作マニア」から段々と遠ざかって来ました。

 しかし、もう10年も前から暖めて来た自作プロジェクトがあるのです。Rey Audio のスモール・モニター「KM1V」の自作です。 写真や手に入る図面を参照しながら各部の寸法も測りました。130mmダブル・ウーファーのユニットも手に入れました。フランス製のトゥイーターも入手でき、図面も描いて、あとは製作するだけなのですが、問題は「斜めカット」の行程です。 とにかく、このKM1Vのエンクロージャーは「斜めカット」が多いのです。だからこそ「美しい」とも言えるのですが、、、。これをデザインした木下さんに敬意を表します。

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 自作だからといって、いかにも「自作品、素人の作品、、、」では意味がない、外観は現在のメインSPであるRM-6V(これは自作ではなくRey Audio の純正品)にマッチさせるためにウォールナットのツキ板オイル仕上げとして、Rey Audio のKM1Vよりも少し変化を持たせ、材料もアピトンでなくイタヤカエデかバーチ合板を使ってみようと考えています。 そしてどこからみても「Rey Audio 製」と同等以上の完成度を目指しています。(だから専用の固定用ジグ等も設計し、木工フライスも買わなければならないかも知れない、、、)
 
 過去に「RM-6Vを自作する」と豪語していながら、最終的には Rey Audio 純正RM-6Vを購入してしまったという前歴があるので、「結局、木下さんとこから新品を買った方が安いんじゃないの?」、「また途中で諦める心配ない?」というオーディオ仲間達からの声援(?)を受けながらも、年末にはRM-6Vの隣に、自作の「KM1V」をセットするのを目標に、目下プロジェクトを進めているところです。